出典: https://dock.geidai.ac.jp/wija/creators/%e6%b9%af%e5%b4%8e%e5%a4%ab%e6%b2%99%e5%ad%90/ 印刷日: 2026-10-22

湯崎夫沙子

[1937 – 2026]

ゆさきふさこ

主な所属
スタジオ・ユサキ
主な役職・肩書
クレイアニメーション作家
デビュー作

「PEO」シリーズ(フェルネット・ブランカ社のテレビCM)

代表作

NHKプチプチアニメ『ナッチョとポム』(Naccio e Pomm)(2001~2003)

『連句アニメーション 冬の日』(監督:川本喜八郎、2003)

『PEOギャラリー』(監督:湯崎夫沙子)

キーワード
#クレイアニメーション, #メタモルフォーゼ(変形), #彫刻, #イタリア

1937年福岡県門司市(現・北九州市門司区)生まれ。イタリア、ミラノ在住。女子美術大学図案科(現・デザイン学科)在学中、グラフィックデザイナー河野鷹思(こうの・たかし)の授業を受講し、テレビのテロップを作る課題が、アニメーションの動きを想像する出発点となったという。部活では彫塑部をつくり粘土(クレイ)と出会う。出品した彫塑が二科展で賞を受賞。その後女子美の助手をつとめる中、1967年文部省のイタリア政府国費留学生としてイタリアへ留学、ミラノ・プレラアカデミーで学ぶ。当時大学生だったアニエーゼ氏と出会う(彼女はのちに1973年設立の「スタジオ・ユサキ」を経営・運営する湯崎の大事なパートナーとなる。)。そのままイタリアにとどまりテレビ広告の仕事をする中で、メタモルフォーゼするアニメーションの作風が評判になる。イタリア「CARTOONS ON THE BAY」国際テレビ用アニメ映画祭にて、2001年にプルチネルラ賞を、2008年にプルチネルラ キャリア賞を受賞し、2021年に殿堂入りを果たした。

 日本では、2002年NHKプチプチ・アニメ枠で、彼女が監督した『ナッチョとポム』が放映され、人気を博す。また、松尾芭蕉の芭蕉七部集の一『冬の日』を題材に、35人の作家が参加した川本喜八郎監督による『連句アニメーション「冬の日」』(2003)にも参加している。
現在も制作をする傍ら、子どもたちへのワークショップ、来日の際にはトークショーなど精力的な活動を続けている。

書誌

構成
須川亜紀子
編集
須川亜紀子、石田美紀